千葉家【その4】
入り口を入ると「庭」と呼ばれる室内の土間がありまして、
この左側が馬屋(マヤ)になっています。
ここでは映画「遠野物語」や「蜩の記」のロケ地にもなってまして
今はパネルの展示室になっていました。
庭は仕事場であり、接客場であり
当時は住家と馬屋をつなぐ大事な空間でした。
もっと話せば、庭には馬の肥料を作る釜もあり
馬の様子を見ながら、夜眠るまで人馬一体と申しますか
馬の気配を感じながら生活していたようです。
大変といえば大変ですが、それだけ馬が大事だったんですね・・・
今で言えば、馬は車のような存在だったんでしょう。
ここでもまた裸電球の灯りと、竹の笠が印象的でした。
土間の右手に2階に上がる、急な階段がありまして
アングルファインダーを忘れちゃいまして撮るのが大変でした。
ギリギリまで腰をかがめて、ピントあわせもままならないまま
「ま、いいか」という感じで撮りましたデス。
ほんとは寝転がって撮ろうと思いましたが
ほかの見物人もいるので、そこまではちょっとね(^^)